名言ことわざの類9
印刷用
通常
Quien sólo fía en su dinero, es un majadero(カネだけを信じる者は馬鹿ものだ)
世界はとかく拝金主義に傾きがちだが、盲目的にカネだけを信じるのは馬鹿ものだ、ということ。友情や愛情は、カネについて回るとは限らない。
Quien todo lo quiere, todo lo pierde(全てを望むものはすべてを失う)
二兎を追うものは一兎をも得ず。何でもほしがっていては何一つ得ることができない、ということ。何かを成し遂げたければ、一つのことに集中することが必要だ、ということ。
Quien tropieza, a aprender empieza(つまづくものは学び始める)
何かをしようとすれば失敗することは必ずあるが、人はその失敗から学ぶことができる、ということ。むしろ何度も挑戦して失敗して、その結果を良い方向に生かしてゆくことが必要だ、ということ。
Rogar al santo hasta pasar el charco(飛沫が去るまで神に祈る)
困った時の神頼み。結局信仰というものは世俗化してしまう、というのは洋の東西を問わず起こっていることのようです。本来来世の救済を約束する存在に、現世的な御利益をお願いするあさましさを皮肉ったことわざ。
Si quieres ser dichoso, nunca estés ocioso(幸せになりたければ暇にしているな)
要するに何かを成し遂げようとするときは、なかなか暇などはないものだ、ということ。忙しく立ち動いてこそ、自分の目標を達成できるものだ、ということ。
Sufrir y callar y mejor tiempo esperar(苦しんで、黙って、好機をまつ)
人間万事塞翁が馬。ひとたび苦しいことが起こっても、いつまでもいやなことばかりのはずもないので、我慢して次の機会を待つ方が、やたらとボヤいたりするよりも良い、ということ。
Tanto tienes, tanto vales(持っている物だけがお前の価値だ)
他人には内面など関係なく、物質的・直接的な利益のみを追い求めるものだ、ということ。他人の善意などは当てにならないものだ、ということ。
Tarde y mal, dos veces mal(遅くてダメなら、二重に悪い)
文字通りの意味だが、他のことわざと矛盾することも言っている。遅くともやらないよりは良い、とかんがえたほうがいいのか、遅れてしかも仕上がりが悪いならやらない方がいいのかも?
Tiempo vendrá que el triste se alegrará(悲しみの晴れる日が来るだろう)
どんなに悲しんでいても、時がたてば段々と落ち着いてくるものだ、ということ。晴れない雨はない、などという言葉もありますが、似た感じです。
Un alma sola, ni canta ni llora(一つの魂は、歌いもせず、泣きもせず)
人間は一人では生きられず、孤独な人間を癒すのは友人や近親者であるということ。ひとりで歌ったり、泣いたりしても、孤独は増すばかりで何の効果もないこと。人と触れ合う喜びが、悲しみや苦しみを払ってくれる、ということ。