スペイン語名言ことわざ集
名言ことわざの類7 印刷用 通常
Piensa mal y acertarás(悪い方向に考えれば、正解する。)
転ばぬ先の杖。世の中そうそううまい話が転がっているわけもなく、思わぬときに悪い方向へ転がって行ってしまうこともある。そんな心構えを常にしていることが必要だと主張する諺。
Placer bueno no cuesta dinero(良い気晴らしはお金がかからない)
やたらと贅沢に吹けるよりも、身近なことを楽しめるような考え方を持とう、ということ。結局、自分がこれでいいと思えるものを見つけた方が、よほど人生の糧になる、ということ。
Pobreza no es vileza(貧困は汚辱ではない)
おカネに困っているからと言って、自分を卑下する必要はない、ということ。金銭的に困っているからといって、人格が腐っているとは限らない、ということ。
Por donde el hombre piensa atajar, suele más rodear(近道をしようとすると、大体遠回り)
近道などというものは存在せず、楽をしようとすればするほど、余計な苦労をしょい込むということ。地道な努力を続けることが一番の近道である、ということ。
Por la boca muere el pez(口のために魚は死ぬ)
口は災いのもと。キジも鳴かずは打たれまい。しゃべっていると隠しておきたいことをうっかり言ってしまったり、思いがけず他人を傷つけてしまったりして、厄介なことがいろいろ起きてしまうものだ、ということ。もともとの意味は魚に口がなければ釣られることはない、ということか。
Por preguntar nada se pierde(聞くだけなら何も損しない)
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、といったところか。疑問があるなら質問するのが一番簡単な解決法である、ということ。
Que será será(なるようになるだろう)
人間が物事を動かす事には限度があり、物事の流れに任せるしかないことがある、ということ。スペイン人ののんびりした感覚を代表する言葉のように言われていますが、若干違うように思います。スペイン語圏はカネ・コネで物事が動く率が高く、自分が何をしたいというような事があまり反映されないということが背景にあるのではないか、と思います。
Querer es poder(やる気は力)
要するに何かをしようと思わなければ、何かをなすことはできない、ということ。逆に、何かをしようと思っていれば、何かができる、という考え方。
Quien calla otorga(黙っているものが与える)
やたらとしゃべりたがる人より、普段は黙っていても、イザというときにはっきり意見を述べる人の言葉の方が、より信頼できる、ということ。
Quien canta su mal espanta(歌う人は自身の悪運を追い払う)
どんな境遇にあっても、明るくふるまえる人には幸運が巡ってくる、少なくとも悪運は去ってゆく、ということ。要するに、笑う門には福来たる、ということ。発想がまったく同じですね。