スペイン語圏は広大な面積を占め、スペイン語を使用する人間は年々増えています。その言語人口は4億人規模と言われ、国連の公用語にもなっています。
スペインが現在の様な一国の体制になる前、イベリア半島には様々な王国があり、それぞれの伝統がありました。 現在でもその伝統や文化の一部が引き継がれ、地域ごとに特徴のある姿をわれわれに見せてくれます。
また、いわゆる新大陸の「発見」と征服の過程で、アメリカ大陸のほぼ全域でスペイン語が話されるようになりました。 そこでは、アステカ・マヤ・インカなどの文化を受け継いだ人々が独自言語を保持しつつ暮らしている地域もあり、その言語の多様性は地球上でもまれに見るものです。 言語というのは生き物ですから、ラテンアメリカのスペイン語も環境に応じて変化し、国ごと、地域ごとに違った話し方があります。
しかし面白いことに、ことわざや名言と呼ばれるようなものには、その多くの地域で共通ですし、中には日本や中国などのアジア文化とも共通点が見られるものもあります。
彼らの伝統的な思考回路の一部をご紹介しましょう。