名言ことわざの類5
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La infantería no llega y la caballería se pasa(歩兵隊は間に合わず、騎兵隊は行った後)
帯に短したすきに長し。孤立無援。周りの人や物が役に立たず、自分以外に頼れるものがない状態をいう。もしくは、何かに役立ちそうだが、結局何にも役に立たないもののこと。
La mejor medicina, la cocina(一番の薬は、食事だ)
医食同源。結局のところ、人間の健康の源は食事である、ということは洋の東西を問わずに共通のようです。よく食べてよく寝ること、これが万病を防ぐ。
La necesidad tiene la cara de hereje(貧乏は異教徒の顔をしている)
だいたいにおいて、経済的に困っている時には友達はいなくなるということ。誰も他人の不幸に巻き込まれたくないから、背を向けてくる。そういうときには、ちょうど昔のキリスト教世界における異教徒のような扱いをされ、日本の村八分のような状態になるよ、ということ。
Las paredes, orejas y ojos tienen(壁には耳と目がある)
壁に耳あり障子に目あり。隣人同士で監視しあって、お互い肩身の狭い思いをするということ。どこの国でも同じですね。
Lo comido por lo servido(貰ったものの代わりに食べられたもの)
いわゆるギブアンドテイクの精神を謳ったもの。差し出したものの代わりに何かを貰って、両得を狙うのが良いということ。何事も自分からのコミットが必要で、相手からもらうだけという考えはいけない、ということ。
Más barato es comprarlo que rogarlo(買った方が頼むより安い)
タダより高いものはない。まず自分で何とかしようと考えて行動した方が、あとあと安くつくし、自分のためにもなるということ。人に頼むのだって労力がいるので、一見楽に見えるが実際はそれほどでもないことを戒める言葉。
Más vale estar solo que mal acompañado(悪い友人にかこまれるより一人が良い)
悪い友達ができてしまうと、自分の人生まで台無しになってしまうので、いっそのこと一人で自分の道を進んだ方がよい、ということ。日本では一人や個人というものがないがしろにされるのでなかなか難しいですが。
Más vale prevenir que curar(治すより予防する方がいい)
一度病気になってから治すより、予防した方が楽なのだから、そんな事態にならないようにあらかじめ対策を講じることが肝心だ、ということ。
Más vale tarde que nunca(遅くてもやらないよりは良い)
意味はそのまま。特にスペイン語圏では時間を守らないことが多いので、いちいち腹をたてるより、遅くてもやらないよりはよい、とでも考えていたほうがよさそうです。
Mucho ruido y pocas nueces(大騒ぎしてちょっとのクルミ)
大山鳴動して鼠一匹。ものすごく苦労をした割には、成果が上がらない、ということ。何事に当たるにも、冷静さを保って、適切な対応を粛々と行うのが良い、ということでしょう。