名言ことわざの類2
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Aprendiz de mucho, maestro de nada(あちこちで学び、何も身についていない)
器用貧乏。いろいろなことに手を出して、学んではいても、どれも他人に教えられるような水準に達さないことが往々にしてあること。自分でやることをある程度限定して努力しないと、何もかも無駄になるよ、ということ。
Ayunen los santos, que no tiene tripa(聖人は断食をすればいい、胃がないのだから)
神父に断食しろと言われた農夫がこういったらしい。一日畑仕事した後に断食は無理。人に意見するときは、相手の立場を考えてから言わないと意味がない、ということ。
Barriga llena, a Dios alaba(腹いっぱいなら、神をたたえる)
衣食足りて礼節を知る。まず自己の基本的欲求や安全が守られてこそ、周りに気を配れるようになる、ということ。いつも腹ぺこでは恥も外聞もないですよね。
Bicho malo nunca muere(いやなやつは死なないものだ)
憎まれっ子世にはばかる。大体において、他人に嫌がられるような奴ほど人生で成功を収めたり長生きをしたりすることが多い、ということ。逆に考えれば、何かを成し遂げようとすれば、周囲の反対を振り切るぐらいの覚悟が必要ということでしょう。
Bien está lo que bien acaba(うまく終わったものは上手く出来たということ)
終わりよければすべてよし。最初や途中でどれだけ失敗を重ねたとしても、最終的にうまく出来ればそれでいいということ。逆に考えると終りがダメならすべてダメということか。
Bondad y hermosura, poco dura(善意と美しさは長続きしない)
諸行無常。どれだけ人が優しくしてくれても、他人が美しく見えても、時がたてば好意はうすれ、容姿は衰えてゆく、ということ。
Burro grande, ande o no ande(動こうが動かまいが大きいロバがいい)
質より量。無暗に質をほこるより、量がたくさんあったほうが役に立つことが多い、ということ。安食堂の定食のような考え方でしょうか。
Cada cosa que ves son dos cosas o tres(一つの物に見えても、実際は二つか三つだ)
人間の認識力には限りがあり、自分の視点と他人の視点が違うことがままある、ということ。どんな物事も複数の側面があるということを忘れてはならない、ということ。
Cada cual, en su corral(人はそれぞれの場所で)
十人十色。人の個性はそれぞれなので、各人が自分に合った場所で自分に合った事をした方が良い、ということ。
Con pan y vino se anda el camino(パンとワインで進んでゆける)
生きてゆく上で、苦労をすることがあるが、大体自分の身の丈に合った苦労しかしない物で、そういうものは日常的な幸せを感じることで乗り越えてゆける、ということ。肩ひじ張らずに努力すれば道は開ける、ということ。